清田みくりさんの「ネガティブポップ」(かさぶた #3)更新!
女優・清田みくりさんの「ネガティブポップ(Negative pop)」が更新されました!
誰でも簡単に画像を残せる時代に、プロのカメラマンが本気で撮った写真はどこまで人の心に伝わるのか。女優が自分の感性のままカメラに向かうと、どんな表情を見せるのか。
ネガティブポップは「なんの縛りもない中で、プロのクリエイター(女優、モデル、カメラマン、スタイリスト、ヘアメイク、ライター)が自由に表現すると、どんな作品ができるのか」に挑戦するプロジェクトです。
(かさぶた#3)より
「今日のテーマは“かさぶた”」と言われて、どうしようかと思った。
かさぶたは新しく作られている皮膚を守っているイメージがあるけれど、どう表現していいかわからない。
だから「自分はかさぶただ!」と思って、いろんなところにくっつこうと思った。新しく作られている皮膚を必死で守るように。
※
私の長所は真面目なところ。学校の規則も守るし、提出物を忘れることもない。信号無視もしない。
でも、この真面目さは女優にとって、どうなんだろう。
私は感情を爆発させる女優さんになりたいのに、うまくできないのは真面目だからなのだろうか。
だから、今はとにかくいろんな経験をしたい。いろんな感情を手に入れたい。
※
「心が傷ついた時、どんなことをする?」という質問を受けた。
私は「時間が経つのを待つだけ」と答えた。
体に傷ができた時には薬を塗るけど、心が傷ついた時には癒えるのを待つだけ。
待って治らなかったことはないし、すぐに治そうとしても簡単に治るものではない。
新しい皮膚ができるのを待つだけだ。
※
「逃げたくなる時は、どんな時?」とも聞かれた。
私は「自分が自分の気持ちと真逆のことをしている時」と答えた。
友達と話をしていて、本当はすごく怒っているのに愛想笑いとかをしている時は、自分が嫌で逃げたくなる。
でも、そこで逃げないのが最善策だと思うから、そこにいる。
自分の気持ちをかさぶたで隠してるのかもしれない。
※
私はかさぶただ。今、いろんなものにくっついている。
でも、かさぶたが剥がれるのは、もうすぐだと思う。
「ネガティブポップ」とは?
なぜだか消極的になってしまう自分がいる。ふとした瞬間に寂しさを感じる時がある。そんな“Negative”な状況にいても、ほんの少しの“pop”さがあれば、頑張れるかもしれない。前を向いて歩けるかもしれない……それが、ネガティブポップ!
関連記事
ZEROICHI対談:【堀江貴文×菅野太郎東北大学大学院歯学研究科教授】革新の歯周病治療器「ブルーラジカル」開発秘話
ZEROICHI対談:【堀江貴文×ATRヤマト代表吉田宗玄】燕三条から始まる空への挑戦、飛行機づくり
ZEROICHI対談:昆虫脳をスーパーコンピューターでシミュレーション【堀江貴文✕加沢知毅東京大学先端科学技術研究センター特任研究員対談】
ZEROICHI対談:嗅覚の受容体の研究から人間の五感の代替可能性を探る【堀江貴文✕東京農工大学院生命機能科学部門・福谷洋介助教】対談その1
ZEROICHI対談:がん細胞増殖をブロック!肺がんとすい臓がんに期待【堀江貴文✕東京医科歯科大学特別栄誉教授・中山敬一 AIとがん治療最前線その1】